『-TANAKA-』不良用語辞典
- ※以下に出てくる単語は「今は言わねーよ!!」という単語や、この漫画でしか通用しない単語もあります。
- この色の単語は「-TANAKA-」作中で1度は使用された単語です。
《あ》
あっぷけい【アップ系】投与すると精神状態がハイになり、快感を得られる強い麻薬のこと。
あにき【兄貴】義兄弟の契りを結んだ、上の立ち場の者のこと。
あにきぶん【兄貴分】義兄弟の契りを結んだ、上の立ち場の者のこと。また、その立ち場に似ている者のこと。
いちばんしゃてい【一番舎弟】たくさんいる子分の中でも、一番強く兄貴分にひいきされている者のこと。
いのち【命】本命、または男女関わらずゾッコンにホレ込んでいること。いつの間にかこれも言わなくなったなぁ。
うらぼたん【裏ボタン】不良達に中には制服の裏ボタンにこだわっている連中もいる。ヤクザな文字を描いたものや、派手な裏ボタンで飾りつけたりする者もいる。ちなみに尾崎の裏ボタンはダイヤ。かくれたオシャレ?
うらばん【裏番】影の番長。表面に出てこないが、大きな権力を持つ者のこと。
おざきけいじ【尾崎敬司】凄安高校の通う不良学生。197cmの巨体に無敵の強さで恐れられている。鍛え抜かれたその肉体は、まるで戦うために生まれた軍艦のように美しく、彼にケンカを仕掛けると、ケンカというよりも交通事故にあったような惨劇で終幕を迎える。目を見ると気が狂うというウワサもあり、彼に近付くことは、高速道路を走るダンプカーに自ら突っ込んで行くようなもの。つまり自殺行為とされている。
おどる【踊る】ケンカのこと。ロックンローラー時代に多用された言葉で、今はほとんど使われない。
おやぶん【親分】子分がいれば親分も。
《か》
かくせいざい【覚醒剤】白い粉の麻薬。飲むと覚醒するからやっちゃダメ。尾崎の目をジッと見つめると同じ効果が。見ちゃダメ。
かつあげ【カツアゲ】おどして金銭を巻き上げること。「恐喝して巻き上げる」を略して「カツアゲ」となったと推測される。そう言えば今はあまり言わなくなった。
からあず【カラーズ】チームカラーをもっている不良グループのこと。カラーズはチームカラーの服を団体で着ていることが特徴。一時ニュースで話題になった白装束のカルト集団もある種カラーズ(笑)。
かんばん【看板】その学校の顔となっている者のこと。学校の中でのナンバー1。権力と実力を兼ねそなえている者のこと。昔で言う「番長」に意味が近いが、番長と違うのは、自分が望む望まないに関わらずその学校の「顔」になっている者は「看板」と呼ばれてしまうところか。
がん【ガン】目。またはニラむこと。
きしゅう【奇襲】不意打ちでケンカを仕掛けること。
きめぜりふ【決めゼリフ】決めゼリフがあると漫画のキャラっぽくてカッコイイね。
きめる【キメる】覚醒剤などの麻薬を投与すること。だからやっちゃダメ。キメないで。
きょうきのめ【狂気の目】見ると狂うと言われている尾崎の目のこと。尾崎にジッと見つめられると、一時的に覚醒剤を打ったような快楽と興奮をえてしまう。尾崎の目が「クセ」になり、やられるとわかっているのに自らフラフラとケンカを仕掛けていく者も多い。見つめられると魅了状態になってしまい、自分自身の制御ができなくなってしまう恐ろしい目。この目は尾崎自身もコントロールできず、自分で自分の目を長時間見ることもできない。ちなみに尾崎が自分の目を長時間見つめ続けた場合、ゲロる。
きんぎょ【金魚】覚醒剤のこと。弁当の醤油を入れる金魚型の容器に覚醒剤を入れて持ち運んだのが由来と思われる。だからダメだって。
くどうよしたか【工藤由貴】尾崎に並んで有名なワル学生。腕っぷし1本でのし上がってきた尾崎に対し、工藤は財産(金と女)を駆使してのし上がってきた。一匹狼の尾崎に対し、工藤の子分の数は1000人を超える大所帯。見た目も性格も、二人の全てが対象的。
けいさつ【警察】不良達が最も恐れる、もしくはうっとうしいと思っている存在。しかし不良漫画に警察の存在は皆無に近い無法地帯。「警察は何をやっとんじゃ」という設定がほとんどで、この漫画もまたしかり。
げろ【ゲロ】秘密をしゃべったり、本音を思わず言ってしまったりすること。(例)「ゲロしやがれ」=「秘密をしゃべれ」
けんか【喧嘩】不良達の優越を決める手段。ケンカ(力)が強い者が世界を制する。不良世界のルールは単純かつわかりやすい。
けんかちいむ【ケンカチーム】暴力を振るうだけが目的の不良集団。その中には契や忠義関係はないことが多く、不良集団の中でも低俗でやっかいな存在。
こうつうじこ【交通事故】気を付けて歩いていたのに、ゲンの悪い不良達と遭遇してしまい、ボコボコにされること。または尾崎がケンカをしたあとの惨劇をいう。
こうめい【校名】学校の名前。
こうりつこうようこうこう【公立向陽高校】表向きは普通の公立の共学の高校。スポーツ活動が盛んで、数々の華々しい記録を残しているが、裏では黒いウワサがあとを絶たない、裏表が激しい高校。工藤が通っている学校。
こぶん【子分】親分がいれば子分も。
ごるあぁ【ゴルァ!!】「コラ」の怖いバージョン。「コ」を「ゴ」にするだけで迫力満点。
ころす【殺す】不良達が日常的に使うおどし文句。「殺す」と言っても本当に殺す訳ではないのだが、「殺すに近い恐ろしいことをするぞ」というおどし文句なのだろう。
《さ》
ざいさん【財産】金、または女のこと。自由にできる「財産」があると、力も大きいとされる。
さわる【触る】ケンカを仕掛けること。からんでいくこと。(例)「アイツには触るな」=「アイツにはケンカを売るな」
しけい【私刑】リンチのこと。不良達が仲間に制裁を加える時の言葉。仲間を裏切る行為をした者や、いったん入ったグループを抜け出す者に対して集団で行われることが多い。
じもと【地元】自分が通う学校の近辺。
しゃてい【舎弟】子分。兄貴分と常に行動する者のこと。ヒラ番の中では格があると言える。
しゃばそう【シャバ僧】スレてない普通の学生。「腰抜け」という意味で相手をバカにする時にも使う。
しゃまい【舎妹】女の子分。男の子分を舎弟(おとうと)というのに対し、女は舎妹(いもうと)。
しょうねん【少年】「ガキ」という意味で、相手をバカにする、またはちょっとみくびった時に使う言葉。
しりつせいあんこうとうがっこう【私立凄安高等学校】私立の男子高校。不良学生がたびたび事件を起こすことで有名。正直あまり品のいい学校ではなく、偏差値も低め。尾崎が通っている学校。
すけばん【スケ番】女の番長。すでに死語。
すぷらったあ【スプラッター】手足がちぎれ、目玉は飛び出し、内臓などが破裂した状態のこと。
すりむ【スリム】ズボンの形の1つ。肌にそうようにピタピタのズボンのこと。工藤や松田がはいているのがこのタイプ。
せいさい【制裁】難しい言葉を使っているけど、要するにリンチ。
せいふく【制服】学校で統一されている服装のこと。だが不良学生はたいてい変型しているので、その格好はバラバラである。にも かかわらず「制服」というのが笑える。
せんそう【戦争】大人数での大きなケンカ。主に学校同志がぶつかる時にいう。
せんとしらゆりこうとうじょがくえん【聖白百合高等女学園】美人が多いというウワサのお嬢様学校。偏差値も高く、当然男子生徒達のあこがれの学校。
《た》
たいまん【タイマン】1対1のケンカのこと。麻雀の「対面(トイメン)」からついたと推測される。だが今ではだいぶ古い言葉になってきた。私はこれに代わる言葉を探しているが、なかなか見つからない。(例)「タイマン勝負だ!」=「1対1で勝負だ!」
だいみょうぎょうれつ【大名行列】主に有名な暴走族が総長からそろって公道を走ること。力のある不良達がそろって歩く時にも言う。
たばこ【煙草】不良達には必須のアイテム。禁煙は20才になってから。
たんぶれ【短ブレ】丈の短いブレザー制服のこと。ブレザー制服は学生服に比べて変型しにくい。なのでそのまま着用している不良学生が多い。そのため、ブレザー制服の学校は、一般学生と不良学生の区別がつきにくい。
たんらん【短ラン】丈が腰までしかない学生服。田中や松田が着ているのがこれ。
ちいまあ【チーマー】チームを組んでいる不良グループのこと。横文字になってちょっとオシャレっぽい。
ちゅうらん【中ラン】短ランよりも若干丈の長い学生服。一見、普通の学生服と変わらないように見える。ツッパリたいが、ちょっと自信がない生徒がよく着ている。
ちょうたんらん【超短ラン】短ランよりもさらに丈の短い短ランのこと。かなり目立つのでよっぽど自分に自信がないと着れない。と言うか着てはいけない。自信がない者がこれを着たら目立ち過ぎておそらくボッコボッコにされてしまう。本当に自分の腕っぷしに自信があり、またいつケンカを仕掛けられても「いつでも来いやゴルァ!!」の精神がある者だけがそでを通すことが許される。尾崎が着ているのがこれ。
ちょうらん【長ラン】丈がひきずるほど長い学生服。昔の不良は皆このタイプだった。「硬派」に見えると、今でも長ラン愛好者は多い。が、かなり目立つ上に派手なので、実際に着られるのは体育祭の応援団長ぐらいである。
ちんぴら【チンピラ】チンピラはイヤだね。
つく【就く】自分が尊敬する者に支えること。またはそれを契約すること。
つっぱる【ツッパる】いきがること。強がること。これも今は言わなくなりました。
でぃーえむ【DM】その辺にウロつく不良学生のこと。不良ランクとしてはパンピーが怖がる程度のかなり低いもの。しかしその制服が学校の存在を示すので、多少の宣伝効果にはなる。しかしその程度。
どうせいあい【同性愛】ヤクザ、軍隊、不良など、男同志の忠義・忠誠で結ばれる世界はほとんどが同性愛。たいていの男性はホモという人種を嫌うが、「忠義・忠誠」の世界となると、途端に「契」や「美」という美しい世界に変わる。男同志の契の世界が発展すると、「女人禁制」の粋まで達し、男達は男オンリーの世界に陶酔する。私としてはこれが非常に不思議な現象として目に映る。仁侠映画や不良漫画を見ていると「コイツらはホモじゃないの?」と思うこともしばしばあるが、それが非常に「美しい世界」や「カッコイイ世界」として描かれていることが多い。むしろ硬派の世界において女の存在は邪魔・邪道。男同志の同性愛を白昼堂々とやっているのが、ヤクザ、軍隊、不良などの「忠義・忠誠」の世界である。「兄貴のためなら死ぬ覚悟があります!!」などのセリフは同性愛以外の何ものでもない。
そんな男同志でないと成立しない不良世界で出会ってしまった尾崎と田中は、本当は男女としてひかれあっているにも関わらず、表面上男同志を続けないと、「忠義で固く結ばれている」という関係が根底から崩れてしまうため、恋愛関係には発展できずにいる。まだ成長期を迎えていない田中がこれから女性として成長していく中で、二人はどこまでこの"男同志"の関係(忠義の世界)を保つことができるのか。これがこの漫画の格の部分でもある。
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《な》
なわばり【縄張り】不良達が自刎のシマとしている地域のこと。ここでカツアゲなんかやっちゃう。学校ごとに、なにげに縄張りが決まっており、悪さはその中で行うのが不良達のルール。これを逸脱した者は無論、制裁を受ける。
ぬうりん【ヌーリン】ヌードにするリンチのこと…らしいんだけど、これって小学生とかがフザけて使う言葉じゃないの?
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《は》
ぱあてぃ【パーティ】不良同志の会合。昔はダンスパーティを意味することが多かったが、今は乱交パーティを意味することも。
はいうえ【ハイウエ】スボンの形の1つ。腰から上10cmぐらいある長い丈のズボン。ハイ・ウェストの略。
はかいしん【破壊神】尾崎の異名。人も物も容赦なくぶっ壊す尾崎につけられたアダナ。無論ケンカは無敵かつ最強。見つめると狂うといわれる目をもち、戦艦のごとく美しい巨体をもつ尾崎は、恐れる者も多いがあこがれる者も多い。いつしか"破壊の神"と呼ばれるようになった。
ぱしり【パシリ】雑用係り。舎弟より身分が低い者をさす。語源は「使いっ走り」からきていると思われる。
ばってぃんぐ【バッティング】仲の悪い不良同志が街で偶然出会ってしまうこと。またそれによって予定外のケンカに発展してしまうこと。
はなかん【華看】スケ番やレディース総長など、女性の不良の中のナンバー1の者をさす。しかしその意味はやがて一番強くて美しい女を意味するようになり、今はケンカが強いというよりも、学校一の美人、「ミス○○」という意味で使われることが多い。
ぱれえど【パレード】暴走族が堂々と公道を走る様子。
ばんちょう【番長】その学校の中で一番ケンカが強い者のこと。古い言葉なので今はほとんど使われなくなったが、不良用語の発端で、今でも意味がわかりやすく、現在は「番格」(番長格)という言葉で使われることが多い。「番長」に代わる言葉として「看板」という単語が使われている。
ばんかく【番格】番長格。「番長」という言葉が古く言いにくいので、「〜格」を付けてまぎらわせた単語に聞こえるのは気のせいか。
ぱんぴい【パンピー】一般の学生、または一般人のこと。「一般ピープル」の略らしいが、そもそも「一般ピープル」という単語が何故、日本語+英語なのかよくわからん。
ひっさつわざ【必殺技】必殺技があると漫画のキャラっぽくてカッコイイね。
びす【ビス】証拠品。ある人物を拉致したことを証明するための小物のこと。ヤクザは小指、不良学生はボタンを送りつけるのが通常(?)とされている。
びら【ビラ】ザコ不良のこと。
ひらばん【平番】単なるツッパリ学生のこと。ほとんどのヤロウがこれ。
ぶれいやあ【プレイヤー】即効性精力増強剤。噛みながら飲むので「ピーナッツ」とも呼ばれる。これを飲むと一時的に精力が増強され、数倍ものエクスタシーを感じる。合法ドラッグらしいが、飲んだあとはかなりグッタリする。無論、飲み過ぎは危険。子供も飲んじゃダメ。
ふりょう【不良】品が悪い学生のこと。…と、辞書をひくとこう書いてある。しかしそもそも何を基準に「品が悪い」と判断するのか微妙だし、現在では「不良」という単語自体が古くナンセンスとされ、今ではほとんど使われない。この漫画では使ってるけど(笑)。
ぼうそうぞく【暴走族】改造したバイクで不快な爆音をたてながら無法に走り回るバイク族のこと。暴走するか、逆にゆっくり走って公道を邪魔するタイプのものと、2通りある。
ほんしょく【本職】ヤクザや暴力団のこと。不良を職業としてしまった人…という意味だろうか。
ぼんすり【ボンスリ】ズボンの形の1つ。ズボンの幅が膨らんで、足首にいくたびに細くなっている形のタイプのズボンのこと。ドカタの人がはいているスボンの形に近い。
ぼんたん【ボンタン】ズボンの形の1つ。ズボンの幅が膨らんでいる形のタイプのズボンのこと。田中がはいているのがこれ。
ぼんたんがり【ボンタン狩り】男子生徒のズボンを脱がせて辱めること。男同志のイジメの1つ。男の集団でズボンをはぎ取られるそれは、男子学生にとってはかなり屈辱かつトラウマになる行為。ひどい場合はパンツまで脱がされる。相手を傷つける訳ではないので、カワイイと言えばカワイイし、陰質と言えば陰質。今はボンタン自体をはいている学生がいなくなったので、すでに死語。しかしズボンを奪う屈辱行為という意味でボンタンでなくともボンタン狩りと言う。
《ま》
むりしんじゅう【無理心中】相手よりあきらかに自分の方が力が弱いとわかっているのに、無理矢理突っ込み自分が玉砕すると同時に相手にも大ダメージを与えること。わかっていて共倒れすること。
もうぱい【モーパイ】目で確認せず、手探りで物を探し当てること。漢字で書くと「盲牌」。麻雀用語から。
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《や》
やく【薬】覚醒剤や麻薬のこと。やっちゃダメ。
やる【殺る】字のごとく殺すこと。また、殺すに近いぐらいひどい仕打ちをすること。
やる【姦る】女性を強姦すること。女性(レディースチームなど)が男性を強姦することもあります。
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《ら》
りんち【リンチ】私刑。不良達が仲間に制裁を加える時の言葉。仲間を裏切る行為をした者や、いったん入ったグループを抜け出す者に対して集団で行われることが多い。
れでぃす【レディース】女性だけの不良集団。
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《わ》
わる【悪】不良学生のこと。今はこれも言わんな。
「-TANAKA-」本編はこれからも続きます。キャラクター達の今後の展開もどうか見守ってやって下さい。どうぞよろしくお願い致します。
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