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『-TANAKA-』第59話「兄弟」-きょうだい- <完> - ==■次回予告■==- 『-TANAKA-』第60話「少女」-しょうじょ-
信じられるのは"血のつながりのない"お前だけ…。
お前だけは オレを裏切らない… そうだよな、田中…。 - <!>次のページには幼女の裸の絵が含まれています。 - - ==■オマケ■== コラム:『尾崎と工藤にしかわからない心理』 家庭内の虐待の辛さはそれを経験した子供にしかわからない。 家庭内の争いの悲しさはそれを経験した子供にしかわからない。 家庭内の放置の孤独感はそれを経験した子供にしかわからない。 - 親が「大人」として未熟であると、その全てを子供は背負わされる。 大人よりも「大人」をしなければいけない子供が、今の世の中、どれだけ多いことだろうか。 - 尾崎は父親から暴力虐待を受けて育った。 工藤は母親に性的虐待を受けて育った。 二人は高校生にして非常に大人っぽい性格をしているが、それは全て「虐待」によるものだ。 親が「子供(未熟)」だったから、本来「子供」である二人が、大人の代わりに「大人」をしなければならなかった。 親の代わりに我慢をしてあげた。 親の欠点を受け止めてあげた。 親の代わりに大人になってあげた。 親が好きだから。親に愛されたいから。どんなダメな親でも、親に依存しなければ子供の自分は生きていけなかったから。 尾崎も工藤もそんな未熟な親の「被害者」なのである。 - 二人は心の中でいつも悲鳴を上げている。 「僕を愛して 僕を見て 愛されたい… 愛されたい… 僕が望むのはただそれだけ」 - これは親に正しく愛されなかった子供にしかわからぬ心理だ。 幸せな家庭に生まれた子供には理解できない暗黒の世界だ。 そもそも「幸せな家庭って何?」 虐待された子供はそれさえもわからないまま大人になる。 - 生まれつき攻撃的な性格の工藤は、尾崎にイヤガラセを繰り返すことで尾崎に依存した(甘えている)。 尾崎は「破壊神」などと呼ばれているが、元々の性格は内気でおとなしい。 - 尾崎の孤独感を埋めるものが「田中」で、尾崎にとって唯一の「安らぎ」「癒し」「安心」だ。 尾崎の心を救えるものは、今、田中しかいない。 - 尾崎は見た目よりもずっとずっと子供だ。 おそらく愛情に関しては田中よりもずっと飢えている。 冷たく、人を寄せつけない冷たさをもっているが、本当は人恋しくて仕方がない。 - 工藤は誰とでも簡単に性行為をするが、本当はそんなことはしたくはない。 心の交流を誰よりも強く求めているが、追い求めても虚しいので、遊び人に見せることで自分を必死でごまかしている。 - 尾崎も工藤も、親の未熟さを背負わされ、息が詰まりそうになりながら生きている。 そしてそんな親達はと言うと、ワガママにのうのうと生きていることが多い。 子供など産んでしまえばあとは勝手に大きくなると思っている。 だから余計に辛い。大きくなった尾崎と工藤は、現在「放置という虐待」を受けている。 - これは親に虐待を受けた子供にしかわからない心理(孤独・空虚・怒り・悲しみ・諦め)だ。 - 神がもし存在するならば、どうか尾崎と工藤に慈悲を。 彼らが救われないなら、私も救われることはない。 - -
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